紫微斗数の三台星・八座星とは:配置の仕方と古書の三つの意味
紫微斗数の三台・八座は、左輔と右弼から旧暦の誕生日を数えて置く一対の星で、丑と未を軸に必ず左右対称に並びます。配置の仕方、古書で「三台八座」が指す三つの意味、盤上での読み方がわかります。
三台星(さんだいせい)と八座星(はちざせい)は一対の雑曜で、主星や補佐の星よりも重みの軽い星です。当サイトの命盤では、マスの中に表示されます。三台は左輔星(さほせい)に、八座は右弼星(うひつせい)について動き、そこから旧暦の誕生日の日数を数えて置くので、旧暦で同じ月日に生まれた人は、三台と八座が同じ組の地支に入ります。古書の「三台八座」は、この二つの星のほかに、あと二つの別の意味でも使われているので、古書を読むときは区別が必要です。
三台・八座の配置の仕方
『紫微斗数全書』巻三〈安三台八座二星訣〉にはこうあります。「三台尋左輔将、初一日加在左輔宮、順数至本生日安之。八座尋右弼将、初一加在右弼宮、逆数至本生日安之是也」。
わかりやすく言うと、まず左輔星がどの宮にあるかを探し、その宮を1日として、時計回りに一宮一日ずつ旧暦の誕生日まで数えます。止まったところが三台です。右弼星の宮も1日として、反時計回りに誕生日まで数え、止まったところが八座です。左輔と右弼は旧暦の生まれ月で置かれる星なので、三台と八座は「月と日」で決まることになります。
たとえば左輔が午にあり、誕生日が5日なら、午が1日、未が2日、申が3日、酉が4日で、三台は戌に入ります。
二つの星は必ず丑と未を軸に左右対称
当サイトの命盤作成プログラムで実際に2万枚あまりの盤を作って確かめたところ、結果は上の配置の仕方と完全に一致し、決まった構造も一つ見つかりました。三台と八座は、必ず丑と未を結ぶ線を軸に左右対称に並びます。三台が子なら八座は寅、三台が卯なら八座は亥、三台が午なら八座は申、という具合です。
そのため、この二つの星が同じ宮に入るのは丑か未のときだけで、ほかの十の地支では必ず左右に分かれます。左輔と右弼も同じ軸の上にあり、二組の星の位置は一緒に動きます。
古書の「三台八座」の三つの意味
古書でこの四文字を見たら、まずどの意味かを見分けます。
- 二つの雑曜。上の配置の仕方が指しているのはこれです。巻二〈定富貴貧賤十等論〉の〈聡明論〉は「如文昌、文曲、天相、天府、武曲、破軍、三台八座、左輔右弼、三合拱照、主人極聡明」(文昌・文曲・天相・天府・武曲・破軍・三台八座・左輔右弼が三合から照らせば、きわめて聡明な人)と書き、〈武職論〉は武曲星(ぶごくせい)と七殺星(しちさつせい)が廟旺で命宮に入り、「又得三台八座加化権禄、及天魁、天鉞並拱、主為武職」(さらに三台八座に化権・化禄が加わり、天魁・天鉞もそろって照らせば、武官の職につく)と書いています。どちらも三台八座は長い吉星の列の一つにすぎず、ほかの星と一緒にそろって初めて論じられます。
- 紫微の前後の位置。巻一〈諸星問答論〉は紫微星(しびせい)について「諸宮降福、能消百悪、須看三台。蓋紫微守命是中台、前一位是上台、後一位是下台」(どの宮にも福をもたらし多くの悪を消すが、三台を見る必要がある。紫微が命宮にあればそこが中台、前の一つが上台、後ろの一つが下台)と述べています。ここでの三台は、紫微のある宮とその前後の二つの宮のことで、三台星とは関係ありません。
- 六つの宮の総称。巻五の冒頭には「身命遷移、財官、福徳六宮、名曰八座、倶在廟旺、聚吉化吉、富貴高寿」(身・命・遷移・財・官・福徳の六宮を八座といい、どれも廟旺で吉星と吉の四化が集まれば、豊かで長く栄える)とあります。この八座は命宮、身宮、遷移宮、財帛宮、官禄宮、福徳宮の六か所のことで、これも八座星ではありません。
三台八座を「前世は仙人」や生まれつき官職に就く命とする俗説もありますが、当サイトが収めている古書には出典が見当たらないので、当サイトではそのようには読みません。
盤の上での読み方
当サイトの読み方では、三台・八座は色を足す星で、主役ではありません。まずその宮の主星と四化を読み、次に三台や八座が、左輔、右弼、天魁星(てんかいせい)、天鉞星(てんえつせい)、文昌星(もんしょうせい)、文曲星(もんごくせい)と一緒に命宮や三方に現れているかを見ます。古書がこの二つの星に触れるときは、いつもこれらの吉星と並べて語っているので、三台や八座が一つあるだけで、一つの宮のよしあしを論じることはしません。
三台と八座が丑か未で同宮し、しかも命宮に入っている場合も、順番は同じです。主星と四化を先に読み、次に吉星がそろっているかを見ます。主星が擎羊星(けいようせい)、陀羅星(だらせい)、化忌に引っ張られているなら、三台八座が一対増えても埋め合わせにはなりません。雑曜の重みの順位は主星・補佐星・煞星・雑曜の分け方をご覧ください。
無料で命盤を作成して、マスの中の小さな文字から三台と八座を探してください。まず二つが丑と未を軸に対称になっているかを確かめ、次に命宮や三方に左輔、右弼が一緒に出ているかを見ましょう。