転勤占い:転勤を受けるべきか、決めどきを官禄宮と流年で見る
転勤や異動の打診を受けるべきかを見る、紫微斗数の転勤占いです。新しい職務のペースと移動に耐えられるかは官禄宮と遷移宮、辞令がいつ確定するかは流年の四化で見ます。受ける、保留する、条件を交渉するの見分け方も解説します。
転勤や異動の打診を受けるべきか。紫微斗数(しびとすう)の転勤占いでまず見るのは新しい職務のペースにあなたがついていけるかで、上司の顔を立てるかどうかは後回しです。いつ決まるかは、流年(年運)の四化が、権限や責任、書類、評価を見る宮を照らしているかで見ます。心の中で受けると決めていても、辞令が出ていなければ、まだ確定ではありません。転勤したあとが警告なのか転機なのかは別のテーマで、このページでは受けるかどうかと、いつ決めるかだけを扱います。
官禄宮は職務を、遷移宮は移動を見る
転勤や異動は、たいてい二つのことを同時に動かします。肩書き、権限と責任、評価の基準が変わるかは官禄宮、席、住む街、担当商品、通勤が変わるかは遷移宮で見ます。どちらも変わらず、隣の机に移るだけなら、命盤にはほとんど表れません。どちらも変わるなら、会社が契約を結び直さなくても、暮らしの実感は転職とほとんど同じです。
官禄宮の三合は命宮と財帛宮、対宮は夫妻宮です。新しい職務のやり方に納得できるかは官禄宮、新しい部署へ行く気力があるかは命宮、給与、手当、等級がついてくるかは財帛宮、家族がなぜ受けるのかを理解してくれるかは夫妻宮で見ます。四つの宮のどれかがはっきり受け止めきれないなら、「せっかくの機会だから」の一言で片づけないでください。
天相星(てんそうせい)が官禄宮にある人は、立場や書面がはっきりしないと落ち着きません。等級や元の部署へ戻る条件が書かれていないなら、先に受けてあとで詰める、という進め方は向きません。巨門星(こもんせい)が官禄宮にある人は、条件、リスク、誰が何に責任を持つかを、自分で言い直せるくらいまで聞いておきましょう。話が終わらないうちに受けると、あとで揉めるのはたいてい、あのとき聞きそびれた一言です。天同星(てんどうせい)が官禄宮にある人は穏やかで付き合いやすいのですが、新しい職務ですぐ成果を求められると、積極性が足りないと見られがちです。受ける前に、評価の基準が安定重視か速さ重視かを確かめましょう。転勤や異動のあとの見方は降格・部署異動になったときで解説しています。
海外赴任、遠方への転勤、引っ越しをするかどうかが関わるなら、田宅宮も見ます。住まいが落ち着かなければ、仕事が順調でも暮らしは続きません。田宅宮の三合は兄弟宮と疾厄宮で、同僚や同年代の人が支えてくれるか、体が新しい通勤に耐えられるかが、受けたあとにやっていけるかをいっしょに決めます。
今回の転勤がなぜかとても嫌なのは、命盤でわかるか
生年四化は、肩書き、移動、書類のどれにあなたが生まれつき敏感かを語ります。生年の化科が官禄宮にあると、専門性が認められることを大切にするので、異動で目立つ立場から見えない立場に移るなら、先に抵抗が出ます。生年の化権が官禄宮にあると、主導するのが当たり前なので、合わせる側のポストに移るととても窮屈です。生年の化忌が官禄宮にあると、肩書きやこれまでの功績にこだわりが強く、条件をはっきりさせないまま受けると、あとで何度も自分の立場を取り戻そうとしがちです。生年の化禄が遷移宮にあると、出かけることや街をまたぐ移動はもともと順調ですが、それでも家族とお金が受け止められるかは確かめる必要があります。
大限(10年運)の四化はその10年だけのものです。大限の化禄や化科が官禄宮か遷移宮に入る10年は、職務や居場所がもともと変わる時期なので、転勤を受けても比較的順調です。大限の化権が官禄宮に入るなら、権限と責任が配り直されるので、横滑りに見えても背負うものは実は変わっています。大限の化忌が遷移宮に入るなら、慣れるまでの期間、通勤、新しい決まりごとでつまずきやすいので、試用期間、元の部署へ戻る条件、手当を書面にしてから署名してください。
官禄宮に主星がないときは対宮の夫妻宮の星を借りるので、転勤は、誰といっしょに働くか、家族がどう見るかと結びつきます。上司が替われば、今回の転勤の意味も変わります。遷移宮に主星がないときは命宮の星を借りるので、あなた自身が緊張すると、新しい土地も緊張して見えます。
転勤が決まりやすいのはどの年か
大限では、この10年の重心がもともと職務や居場所の変化にあるかを見ます。合っていれば辞令は自然な流れで出ますし、合っていなければ、ある年の人間関係に押されて回ってきたものであることが多いでしょう。10年と1年の分け方は大限・流年の見方で解説しています。
辞令がいつ出るかは流年で見ます。流年の化権が官禄宮に入る年は、権限と責任がすぐに降りてきて、すぐに引き継ぐよう求められます。流年の化科が官禄宮か父母宮に入る年は、書面、評価、人事の手続きが最後まで進みやすくなります(職場での父母宮は、上司、社内文書、制度を表します)。流年の化禄が遷移宮に入る年は、遠方への移動に伴う手当やチャンスが近づきます。流年の化忌が官禄宮か父母宮に入る年は、古い契約、古い肩書き、書類のやりとりが詰まりやすいので、条件をはっきり書くのに向き、口約束には向きません。
いちばん判断を誤りやすいのは、大限の切り替わりの前後1〜2年です。元の部署の引き継ぎが終わらず、新しい部署にもまだ慣れず、どちらにも足場がない状態になりがちです。こうした年は、期限つきの試み、たとえば出向、プロジェクトへの応援、書面で戻る条件を決めた異動に向いていて、引っ越しや住民票の移動を同じ週に決めるのには向きません。
さかのぼって確かめることもできます。過去にチームが変わった年、転勤した年、決まりかけて取り消しになった年を拾い出し、そのとき大限と流年が指していたのが官禄宮か、遷移宮か、父母宮かを照らし合わせます。合っていれば、あなたの決めどきの読み方はずれていません。
受ける、保留する、先に条件を交渉する
新しい職務のやり方に納得でき、移動にも耐えられ、大限がもともと官禄宮か遷移宮を通り、流年の四化も官禄宮か父母宮を照らしているなら、受けてかまいません。それでも評価の基準、等級、戻る条件、手当は書き残しておきます。
大限の重心がまだ家族、体、恋愛にあり、田宅宮と財帛宮が新しい通勤や街を受け止めきれない、あるいは官禄宮の化忌がちょうど同じ肩書きの問題で詰まっているなら、保留します。断る前に就業規則や契約、勤続年数の条件を確かめ、断った場合に何が起こるかを把握しておきましょう。
いちばん多いのは、打診はもう出ているのに、流年の四化がまだ官禄宮にも父母宮にも届いておらず、書類も終わっていない状態です。このときは条件を交渉します。評価の基準、試用の期限、元の部署へ戻る権利、引っ越しと子どもの転校、単身赴任にするかどうか、給与の構成を話し合い、はっきりさせてから署名します。地空星(ちくうせい)・地劫星(ちこうせい)が官禄宮か遷移宮にあると、決まった出世の道筋がうまく進まないことが多いので、今回の転勤で何を得て何を失うかをなおさらよく考え、元の肩書きとの上下だけで比べないことです。辞令がどの日に出るかは、命盤からはわかりません。無料で命盤を作成して官禄宮・遷移宮・父母宮を確かめ、交渉で聞いておきたい条件を一枚に書き出しておきましょう。